アナログ防犯カメラとディジタル防犯カメラ

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アナログカメラとデジタルカメラ



撮影用のカメラは、画像の記録方式の違いから、アナログ式カメラとデジタル(ディジタル)式カメラに分類できます。

一般撮影用のカメラは、フィルムを使ったアナログカメラはすたれ、SDメモリーカードやメモリースティックなどの電子メモリーメディアを使ったディジタルカメラにすっかり置き換わってしまいました。ビデオカメラも同様に、VHSテープやミニVHSテープに記録するアナログビデオカメラから、DVテープ、ハードディスク、DVD、電子メモリーメディアなどを使ったディジタルビデオカメラに置き換わりました。

防犯カメラにも、アナログカメラとディジタルカメラがあります。しかし、2007年現在で、大半の防犯カメラはまだアナログ式です。

まず、アナログ防犯カメラですが、CCTVカメラとも呼ばれます。CCTVというのは、Closed Circuit Television(閉回路テレビ)の略で、テレビ用の同軸ケーブルを経由してテレビモニタに接続して、撮影した映像を見ることができるカメラです。映像は、VHSビデオテープやハードディスクに記録することができます。撮影された情報は電子データとして利用されるので、アナログ式スチールカメラとは違い、アナログ式防犯カメラはフィルムのような記録媒体は使いません。

アナログ式防犯カメラは高解像度で安価なため、広く普及しています。通常、1台のアナログカメラは1台の画像記録装置に接続します。多数のカメラを同時に使って監視したい場合は、やや不便です。

次に、ディジタル防犯カメラですが、ウェブカメラまたはIP(インターネットプロトコル)カメラまたはネットワークカメラとも呼ばれます。デジタル式カメラの性能は最近になってアナログ式カメラと同等になってきましたが、価格が高く、あまり普及していません。しかし、外国ではかなり普及しています。デジタル式は従来は画質(解像度)が低かったのですが最近では改善され、アナログ式と同じ程度になってきています。また、通常は低い画質で撮影し、人間が写ったりしたときだけ高い画質で撮影するように自動切り替えすることもできます。明度・コントラスト・ホワイトバランスなどの画質の調整を監視センターから簡単に調節できます。撮影した映像をインターネットやLAN経由で遠隔地に容易に配信することができるため、多数のカメラを一箇所の監視センターでモニターする大規模システムに適しています。カメラ付属のマイクから音を拾い、カメラ付属のスピーカーから音を出す、双方向の音声通信も容易にできます。

デジタルカメラの映像例:遠隔監視カメラサンプル動画//ORC(中国上海)

また、解像度が低くても、画面の操作方式がインターレース方式ではなくプログレッシブ方式であれば、ブレやチラツキが減り、画質はかなり良くなります。インターレース方式とは、1回の画面表示を奇数段目と偶数段目の2回にわけて走査する方式です。テレビ放送はこの方式を使っています。プログレッシブ方式とは、1回の画面表示を1回の走査で行なう方式で、ノンインターレース方式とも呼ばれます。

防犯カメラで撮影した映像をビデオに記録し、後で再生する場合、不審者が写っている部分の映像の頭だしが簡単にできないと不便です。しかし、従来のテレビ録画用VHSテープ機器では、簡単には、そのような部分の頭出しができません。簡単に頭出しをするには、画像解析技術により、人間が写っている部分を自動的に探し出せる必要があります。そのように画像解析ができるビデオ装置は、アナログ式ではなくディジタル式のビデオ装置です。

しかし防犯カメラの大部分はアナログ式です。それらアナログ式カメラをディジタル式録画装置に直接に接続することはできません。信号の形式(フォーマット)が違うからです。そのため、アナログ信号をディジタル信号に変換する装置を間に挟まなくてはいけません。このようなアナログカメラとデジタル記録装置の混合システムを、ハイブリッドシステムといいます。

他方、ディジタル式の防犯カメラをディジタル式録画装置につなぐ場合は、直接に接続することができます。その上、多数のカメラの画像を同時に1画面を分割して表示することも簡単にできます。

デジタル式カメラをインターネット経由で監視センターに接続した場合、画像信号を高速で送るために、データを高度に圧縮する必要があります。現在は、圧縮方式として、Motion JPEG (M-JPEG、MJPEG)、MPEG-2、MPEG-4などが使われています。しかし、うまく圧縮できたとしても、途中のインターネット回線が混雑していると信号がスムーズに送れません。このような場合は、アナログカメラのほうが、インターネットを使わないので確実に信号を送れて安心です。しかし、インターネット経由の送信効率は、いずれは大幅に改善され、送信遅れの問題はなくなるでしょう。

このような事から、いずれは、アナログ式防犯カメラはディジタル式カメラに置き換わるだろうといわれています。

デジタル式カメラの中には、PoE対応といって、イーサネットケーブル(Ethernet cable、LANケーブルの一種)を介して電力を供給できるタイプのものもあります。PoEは、Power over Ethernetの略です。PoEカメラですと、電力ケーブルを配線する必要がないので、カメラ設置がより自由になります。




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