防犯カメラの視野(監視できる範囲)はカメラの方向などを制御することによって変更できますが、この視野の制御を表す言葉に「PTZ(ピーティーゼット)」があります。
PTZの、Pはpan(パン)、Panoramic Viewの略です。パンは水平方向の回転のことです。水平方向に回転させることにより、カメラの周りの空間を水平にパノラマ状に展開して撮影することができます。
Tはtilt(ティルト、チルト)の略で、垂直方向の首振りのことです。垂直方向に首振り(傾ける)ことにより、カメラの前の空間を上から下へ(ティルトダウン)または下から上へ(ティルトアップ)で垂直方向に広範囲を撮影することができます。
Zはzoom(ズーム:レンズの倍率を変えて拡大・縮小すること)の略です。遠くにあるものから近くにあるものまで、適度な大きさに拡大(ズームイン)・縮小(ズームアウト)して撮影できます。
ボックス型カメラは方向が固定されていてズームのみできるタイプが多いのですが、多くのドーム型カメラはある程度のPTZ機能を持っています。ドーム型で360度のパン、90度のティルトができるなら、ほぼ全視野を監視することができます。
高機能の防犯カメラでは、入り口から人が入るとその人物に焦点を合わせ、パンとティルト(チルト)で動きを追跡しながら、その人の顔のクローズアップをズーム撮影することができます。また、視野範囲外で物音がすると、その音をセンサーが拾い、パンとティルトでカメラを回転させ、物音の発生源を撮影することもできます。