住宅の玄関前、勝手口、車庫前などに防犯カメラを設置することにより、不審者の侵入を抑止・記録する効果があります。カメラで撮影した画像は専用のモニターや録画装置に送信するほか、携帯電話などのモバイルデバイスに送信して異常事態を知らせることも可能です。(→ モバイルデバイスでの監視)
防犯カメラにも、アナログカメラとディジタルカメラがあります。それぞれ特徴があります。
1つのカメラ内の撮像画素(ピクセル数)が100万以上のものを、メガピクセルカメラと呼びます。
店舗や事務所の天井からぶら下げる、基本的な防犯カメラです。 標準レンズ、広角レンズ、超広角レンズなど用途に応じて監視範囲を指定できます。角ばった目立つ形をしているので、不審者を威嚇する効果があります。威嚇効果を高めるため、「監視カメラ作動中」といった表示板を設置することがあります。
防犯用以外では、工場の製造ライン監視や発電所などの人が立ち入れない場所の異常監視、ダム、河川、火山などの状況の監視・記録にも使われます。監視画像をテレビやインターネットなどでリアルタイムに撮影・公開する場合もあります(ライブカメラ)。
ボックス型カメラは威圧的で部屋の雰囲気を壊す場合は、代わりにドーム型防犯カメラが使われます。カメラ全体がドーム内に収められているので、目立ちません。室内に設置して、お子様やペットの監視などに利用することもできます。 ただし、カメラ自体の性能はボックス型よりも落ちます。ドーム型カメラは、透明なドームの中でカメラを回転できるので、ボックス型よりも広い視野を監視することができます。(→ カメラのPTZ(視野制御))
壁や天井や家具などの内部に埋め込んで、存在をわからなくしたカメラです。防犯目的よりもむしろ、盗撮・盗聴目的のカメラなので、一般向けではありません。
無人の状態でカメラが動作し続けると膨大な撮影記録が残り、後からこの撮影記録をチェックするのが大変です。そこで、必要な場合だけ、カメラが動作するようにします。赤外線センサー連動カメラでは、赤外線監視エリアに人が立ち入った時だけビデオやモニターが動作するので、撮影記録のチェックも効率的に行えます。
撮影した映像信号を、インターネットまたはLAN経由で映像を送信するカメラをウェブカメラまたはIPカメラと呼びます。遠隔地にカメラを多数配備して、一箇所の監視センターで集中的にモニターするのに適しています。
防犯カメラとモニターが遠く離れている場合、カメラの設置場所によっては、信号ケーブルを配線しにくい場合があります。ワイアレスカメラは、撮影した映像信号を、ケーブルを使わないで、無線でモニターの受信機に送信します。 しかし、 受信機は電波が届く範囲に設置する必要があります。 カメラが電池式の場合は、カメラへの電源ケーブルも配線不要になります。
最近の防犯カメラは単に撮影するだけでなく、ビデオテープ、ビデオレコーダー(ハードディスク)、メモリーカードなどに映像や音声を記録する製品が多くなっています。記録された映像は専用のモニターや家庭用テレビなどに接続して再生したりできます。
デジタルタイムコード埋込機能があるカメラを使って撮影すると、特定の時間に撮影した録画画像の頭だしが簡単にでき、また、後からの録画改ざんを防ぐことができます。
暴力的な犯罪が起こると、証拠隠滅のため、防犯カメラが破壊されてしまうかもしれません。しかし、特別に頑丈な耐衝撃性カメラを備えておけば、攻撃に耐えて、犯行映像を記録することができます。ほとんどの耐衝撃性防犯カメラは、ドーム型カメラであり、見た目は通常の防犯カメラとまったく同じです。
ダミーカメラとは、形だけは本物のカメラそっくりで、撮影・記録機能のないカメラです。威嚇効果による防犯のための製品です。はっきりカメラ本体を露出させるように、設置します。LEDなどを点灯させて動作中であるかのように擬似動作をする機種もあります。ボックス型とドーム型があります。
一度でも家屋などに侵入されたことがある方は、防犯カメラの設置がお勧めです。
防犯カメラは玄関を見張るだけでなく、窓ガラスなど、建物の周囲をぐるりと監視しなければ完全な防犯効果は得られません。もし予算が多くない、メインテナンスに時間をかけられない、とうい場合には、ダミーカメラがお勧めです。見ただけで威嚇力があります。
しかし、不審者の映像が残っていれば犯人逮捕の可能性も高くなりますので、可能ならば、本物の監視用防犯カメラを取り付けましょう。
屋外に防犯監視カメラを取り付ける場合は、雨風にさらされなくても室内設置の場合に比べて寿命は短くなります。
実際の設置条件、監視条件、取り付け壁面や天井の強度、ケーブル長さ、画像の鮮明度、価格、製品寿命など、各種条件を検討してから防犯カメラをお選びください。