住宅の防犯対策で第一に注目されるのは玄関ドアのロックです。
しかし、住宅の侵入犯のうち約7割は窓から侵入しています。窓はたとえロックされていても、錠の周りのガラスを部分的に破壊して手を窓の内部に差し込めば、かんたんにロックをはずして窓を開放できるからです。このとき、ガラスの破る音がしますが、その破壊音はあまり大きくはなく、近所の人に怪しまれる可能性は低くなります。
このような、窓からの侵入犯を防止する装置の一つがウィンドウセンサー(窓センサー)です。侵入犯が窓に強い振動や衝撃を与えたり、人体から発する静電気を感知したり、あるいは窓を開放したときに、窓センサーが異常を感知して、ブザーなどを鳴らして危険を知らせます。家の住人が離れた別室にいたとしても、これで窓の異常を知ることができます。ブザーの大音響に驚いた不審者は何も取らずに逃げてゆきます。
しかし、窓センサーをつけていると、泥棒が窓ガラスを破壊して窓を開けたときだけでなく、家の住人が普通に窓を開けたときにも、警報音が鳴り響きます。あまり警報が頻繁に出ると、住人はセンサーをスイッチを切ってしまうかもしれません。それではいざというときに役に立ちません。
こうしたトラブルを防ぐためには、窓センサーが不用意にならないように誤動作防止装置付きのタイプもあります。たとえば警報が鳴っても短時間(約30秒)で警報が自動的に停止するもの、住人が窓の開閉前に部屋の内部からセンサーの電源を切れるもの、リモコンで電源をON/OFFできるもの、スイッチを入れた直後(約30秒)は警報が鳴らないものなどがあります。
家の住人が外出中であっても窓センサーは役に立ちます。外出時にセンサーが作動した場合は、携帯電話や固定電話になどに警報を伝えてくれる装置もあります。
ウィンドウセンサーの基本的なチェックポイントは、以下の通りです。
窓センサーは窓の数だけ取り付ける必要があります。マンションでは窓の数は少ないですが、一戸建てでは窓の数が多いので、かなりの数を用意しなければなりません。また、予備の電池なども必要な数だけ用意しておく必要があります。